イラストを描いていると途中でイラストを移動させたり、拡大・縮小したりしたくなることはありませんか?
今回の記事では、CLIP STUDIO PAINTの基本的な変形ツールを使ってイラストを修正する方法をご紹介します。
この記事は
- クリスタ初心者さん
に向けての記事となっています。
使い方を説明する変形ツールは基本の下記3つです。
- 拡大・縮小・回転
- 自由変形
- メッシュ変形
Contents
単純な大きさの変更、移動、回転なら「拡大・縮小・回転」
イラストの一部や全体の大きさを変更したり、縦横の比率を変更したりするなら、この「拡大・縮小・回転」。
ほかにも移動や回転もできます。
「拡大・縮小・回転」で出来ること
- 移動
- 大きくしたり、小さくしたり
- 太くしたり、細くしたり
- 回転
もっとも使い勝手がいい変形ツール。
人物のイラストを描いているときに目の位置が気に入らなかったり、頭と体のバランスが悪かったりするときの調整によく用います。
「拡大・縮小・回転」の使い方
画面上部の編集→変形→「拡大・縮小・回転」を選択。
上部のコマンドバーにあるアイコンマークでも「拡大・縮小・回転」することができます。
選択範囲を指定したときに出てくるツールバーにも「拡大・縮小・回転」のアイコンボタンがあります。
選択範囲を指定しない場合は編集対象のレイヤーに描かれているもの全体が変形の対象になります。
「拡大・縮小・回転」の使い道
「拡大・縮小・回転」を実際に使ってみます。
描き直すことなく、微調整ができてしまいました。
- 顔のパーツの微調整
- 体と顔のサイズのバランス調整
- 画面構成(構図)の調整
ゆがんだ変形をしたいなら、「自由変形」
「拡大・縮小・回転」では満足のいく変形ができないときは「自由変形」でできるかもしれません。
「自由変形」は上下左右で変形の比率を変えることができるので、「拡大・縮小・回転」よりも自由度の高い変形ツールと言えます。
「自由変形」で出来ること
- 斜め方向の変形
- 上下左右で比率の違う変形
「自由変形」の使い方
編集→変形→「自由変形」を選択する。
拡大・縮小・回転を選択したあとに変形方法を「自由変形」に変更する。
「自由変形」の使い道
自由変形を使ってパンダを変形してみます。
- 遠近感の微調整
- 斜めの平面への図柄の貼り付け
- 顔のパーツの微調整
- 体と顔のサイズのバランス調整
細かく調整するなら「メッシュ変形」
曲線的な変形が叶う「メッシュ変形」。
「メッシュ変形」でできること
変形対象を3×3の9マスに分け、それぞれが自由変形できるという変形ツールです。
「メッシュ変形」の使い方
編集→変形→「メッシュ変形」を選択する。
「メッシュ変形」の使い道
「メッシュ変形」を実際に使って、布に柄をつけてみます。
- イラストの微調整
- 曲線的な平面への図柄の貼り付け
まとめ
- 拡大・縮小・回転
- 自由変形
- メッシュ変形
クリスタの基本的な変形ツールはこの3つです。
ほかにも「回転」、「ゆがみ」、「平行ゆがみ」などいくつか変形ツールはありますが、この3つの派生的な変形ツールが多いので、基本を使ってみてから、触ると残りの変形ツールの使い道も分かると思います。
アナログにはない変形ツールはデジタルの大きな強みの一つです。
使いこなすとイラストの技術が簡単に伸びるので、ぜひ活用してみてください。
お絵かきソフトは【CLIP STUDIO PAINT】がおススメです。
趣味でデジタルイラストを始めたい人でも手が出しやすいお値段なのに、プロも使っているソフト。
充実の機能が揃っています。
お試し無料期間も設定されているので、お気軽にお試しください。